写真について
著作権
- 著作権は、作品を創作したものが有する権利の事で、その作品がどう使われるか決めることができる権利でもある。
- 著作権のある著作物を著作権者の承諾を得ないで利用したり、自分が作った著作物だと偽って利用すると著作権侵害となる。
- ネット画像利用の基本著作権法について、ネット画像を含む著作物は著作権法という法律によって保護されている。たとえばイラストは「美術の著作物」、写真は「写真の著作物」として保護されているが写真の場合は、被写体が絵画や彫刻などの著作物であれば、その被写体の著作権も問題になる。
- 著作権が認められるには手続などは必要無く、著作性のある写真を撮った段階で自然発生的に権利が認められる。ただ、インターネットに写真を公開し、無断で転載されるケースが多々あるが写真にコピーライトを入れるなど自身が撮影した写真を特定できるようにしておくと予防効果も高まる。
- 自分で撮影した写真は自分に著作権が発生する。
著作権侵害の典型的なケースは以下
- 他人の著作物を無断でコピーしたり、ネット上にアップする
- 他人の著作物に無断で修正を加える
- 他人に無断で、他人の著作物と類似の著作物を作る
肖像権
- 肖像権とは、肖像に帰属される人権のことで、人格権と財産権に分けられる。
- 日本の法律において肖像権の保護期間は定められておらず、生存している人物であれば肖像権は発生する。
(著作権と肖像権は別のもので、著作権が切れていても使えない写真がある。写真の撮影者の死後70年経っていれば、写真作品の著作権は切れるが、人物写真の場合は被写体に肖像権がある。)
人格権
- 人の生命・身体・自由・名誉・氏名・肖像・貞操・信用など権利者から分離することのできない利益で、著作物(作品)が著作者の名誉を害するような方法で使用されることを禁止する権利。
webで拾った画像をスクショしたりダウンロードしたりして、自分が撮影した阿蔵であるかのように掲載した場合は無断転載となり、著作権の侵害に該当する。
プライバシー権
- 個人のプライバシーを脅かす政府および私的な行動を制限することを目的としたさまざまな法的伝統の要素で、150を超える国の憲法で、プライバシーの権利が言及されている。
写真の投稿で注意すべき点
- 場所や時間などを特定される要素がないか
- 位置情報サービスをONにしていないか
- プライバシーや著作権は侵害していないか
- 見られたら困る写真ではないか
- 撮影した直後の写真ではないか